メジャーリーグで最も有名な鈴木さんはイチロー選手でも・・・

以前、私が米国に住んでいた頃に、(10数年前ですが・・・)日本人で最も有名な人を一人
挙げろと米国人に聞いたとしたら、2位がオノ・ヨーコ(元ジョン・レノン夫人)さん、1位は
ブルース・リーでした・・・

もちろん、冗談ではありません。

日本の首相は殆どの人が知りません。

でも、つい2~3年前からのアンケートでは、
もちろん、メジャーリーグのイチロー選手(シアトルマリナーズ)と
なって幼いころからの日本人野球少年の
溜飲を下げたのは私だけではないはずです。

すこし、話がそれましたが、
メジャーリーグには、実は鈴木選手は
2人います。

一人はわが、日本が誇る、イチロー選手、
そして、オークランド・アスレチックスに今年から
ほぼレギュラー正捕手として、活躍する
カート・スズキ選手です。

カート・スズキは、ハワイ出身の日系3世です。
同じ日系人でも3世くらいになると
殆ど日本語を話さないケースが多いですが、
カートが話すかどうかはわかりません。

私、自身が、暮らしていた米国の中西部、
オハイオ州ではアジア系は少なかったの
ですが、それでも、なぜか、アパートの
向い、と隣は意図的か、偶然かは
別として、韓国系米国人、日系3世の
米国人医師が住んでいました。

日系3世はほぼ日本語は理解不能でした。
しかし、このようなことは今の時代だから
ではなくて、戦前からのことのようです。

そのような何人かというアイデンティティー
はあくまで見かけにかかわらず、「アメリカ人」
というのがアメリカの文化ですから当然です。

そして、今でも多くの米国人は、最も、いい国だから
多くの外国人がやってきて仕事をしているという
事実を信じています。

またそれはほぼ真実でしょう。

でも、最近は、日本も同様のことが起こっています。
わざわざ、遠いアメリカに行って偏見を受けながら
底辺にいるよりは、日本で気持ちよく成功したい
という、アジアなどからの人が溢れています。

個人的には、この様な事には賛成です。
ですから、当社でも、あくまで、スタッフとしてですが
数多くの学生の、留学生が働いてきました。

ただ、さまざまな制度的な問題があり、
自由に働ける事情ではありませんが、
やはり、かなり、がんばる方が多いのは
事実です。

中でも、たまたまですが、当社では、
朝鮮系中国人の方と何人かご縁がありました。

いずれも、吉林省出身で、中国国内では
少数民族に属します。

それでも、約200万人の人口がいるらしいです。

その起源を辿ると、時は、1920年代位から、
日本が満州への進出を始めると同時に、
朝鮮半島を併合した際に、朝鮮半島から
開拓者として、満州方面へ移ったのが
始まりと言われています。

またその後に戦後と同時に
引き揚げた人が、留まったのが現在の
吉林省の一部の地区です。

面白いのは、彼らは、中国人としての
アイデンティティーはあり、当然、流暢な
北京語も話すが、ハングルにて教育を受け、
すでにバイリンガルであるというメリットが
あるのです。

よく聞くと少し、現代の韓国語からみると
多少訛りがあるようですが、まず、
問題ありません。

また儒教の教えからか、教育レベルが
高く、当社に来た人は英語も当然のように
話します。

彼らの考え方では、留学するなら、
韓国よりも、日本語の勉強ができる
日本のほうが良いと考えているようです。

ですから、私自身も、この中国人の割合が
人口の10%を超える、豊島区にあって、
中国全体の人口比率からすると異常に
朝鮮族の中国人の方に出会うことが多いのは
そのような背景があるのかと一人で納得しました。

また、実際、朝鮮族の方は古い、家長制度的な
雰囲気があって、日本人にとって付き合いやすい
人が多いような気がするのも事実です。

ですから、中国語、韓国語、日本語に加えて
英語まで話す、朝鮮族の中国の方は当社のような
会社では非常に重宝する存在であります。

いつも助けられています。

話は少し、変わりますが、北京五輪では
愛ちゃん人気からか、卓球の試合の模様が
流れていました。

多くのヨーロッパ諸国では、中国系の選手を
帰化させていました。

それ自体に何の不思議も感じませんが、
そのような、自分の特性を生かして、
これから自分が住むべき場所や人生を
決めていける彼らがうらやましくさえありますが、
このようなことはスポーツ以外でも
急速に進んでいることはたぶん誰も
否定できないでしょう。

先日も、インドネシアから介護士の卵の方が
いらっしゃいました。

今後人手が足りない分野でこの現象は
猛烈に進むのは事実でしょう。

ということは、その人がどこに生まれたか
また国籍は何か?といったことは人を
測る物差しにはならなくなっている。という
ことを理解しないといけない時代になってしまった
ということです。

事実、江戸時代は、どのような家柄に
生まれたかで、人生がほぼ決まりました。

明治以降は、どのような学校を出たかが
大切でした。

すでに、その学歴偏重時代も終わりを告げ、
その人が何ができるか?ということが

真っ先に大切な時代になりました。

どうやって、その人の達成度を見るかは
諸説ありますが、ブログも一つの手段
ではないかと。
株式会社はてな社長の近藤淳也氏も
著書「へんな会社のつくり方」で
話しています。

確かに、自分を手早く知ってもらうため
にもこれは重要です。

では、そのような自分の確立を急ぎ、
少しでも多くの方と出会えることを
祈ってまた次回。

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