本当に、WBCの監督より、総裁選のほうが重要なのか?

読売新聞の上層部の方が、「WBC監督人事より、総裁選のほうが重要だ」と語ったという記事がスポーツ新聞、夕刊紙上で話題ですが、本当にそうなのでしょうか・・・

長らく、数十年、日本をはじめ、近隣諸国では、大規模な戦争状態にはなっていません。
これは、アジア人である私たちにとって非常に安全でいいことです。

しかしながら、これは、全く、違う面を私たちの生活に引き起こしています。

それは、経済的にも、文化的にも、娯楽も、そしてスポーツも世界中の
国が極めて、結びつきが強くなっているという事実です。

経済面では、米国、欧州の経済状態や、混乱がすぐに日本にも
伝播し、あっという間に不況が来る。

また、一国がバブルがになるとそれによって、隣の国もバブルになる
というように体に流れる血液のように、お金が回ります。

このようなことが言われるようになってずいぶん久しいですが、
文化的な面や、一部、情報技術などの面では、日本人は極めて
難しい局面に立たされていると私自身は考えます。

それは何といっても、言葉の問題です。

やはり、微妙な表現が必要なビジネスには、タイムリーな
通訳・翻訳が欠かせません。

一方で、そのような表現が全く必要のないビジネスの筆頭が
スポーツでしょう。

作家、正岡子規が野球を始めた頃から日本では野球ファンが
多く、プレー人口も多かったようです。

また歴史を辿れば、水泳や、体操、マラソンでも、日本は
輝かしい栄光を残しています。

また、サッカーでも、中田英寿以前にも多くの海外のプロで
活躍した選手はいました。

ただ、プロサッカーは今ほどメジャーではなく話題に
上らなかっただけです。

これらのことは当然と言えば当然です。

なぜなら、日本人には、ずっとスポーツを
するだけの生活の余裕があり、
なんとかして、スポーツでは他国に
勝ちたいという気持ちが強かったのではないでしょうか。

また、スポーツは、他のビジネスに比べて
親しみやすく、見るだけでも面白いのが
受けたのでしょう。

その後、日本は技術大国となり、
またしても目に見える自動車産業、
家電業界では大国になりました。

しかし、時代はすでに次に移りました。

それは、スポーツをはじめとする、
文化、娯楽を中心とするものに世界
全体が移ったのでしょう。

確かに、現在も激しく戦争を行って
いる、地域もありますが、実際には
本当にやりたくてやっているのか?

あるいは、ただ、単に、利権や、国の
上層部の金儲けの手段とされているのか
はわかりません。

しかしながら、どちらにしても、今後、
国同士の、戦争はどちらかというと
スポーツや文化にとって代わられる
時代になっていくのではないでしょうか。

そして、一定のスポーツに力を入れることで
応援する人のストレスを解消し、スターを
作り出し、次世代の子供の教育や、ビジネスに
つなげていこうというのが世の中の
流れです。

これはこれで当然の成り行きです。

柔道を例にとるとすでに、主導権は
ヨーロッパに移り、日本の柔道人口10万人に
久して、フランス60万人という事実があります。

また現在、大相撲は、すでに上位力士は、
外国人横綱をはじめとして日本人を探すのが
困難なくらいです。

そして、本来は強いはずの米国の野球は、韓国や
日本の手堅い野球が強い野球という定説ができてしまい
ました。

また、今回は新日石の田沢投手は日本のプロに
入らず、いきなりメジャーに行きます。

私が少年の頃はあくまで、スターは、王、長嶋、
そして原、落合で、アレックス・ロドリゲスでは
ありませんでした。

しかし、やはり見る人の目も毎年超えてきて、レベルの
高いものを見るとそちらのほうに移ります。

近い将来、スポーツ庁ができるという噂があります。

スポーツが世界を語る上の重要な役割を果たし出している
という事実でしょう。

確かに、スポーツなどしている場合でない国もたくさん
ありますが、そのような国こそ、かつての日本のように
スポーツで国威発揚することが重要です。

北朝鮮やキューバの選手が、北京五輪で目に付いた
のはまったくの偶然ではないでしょう。

冒頭の、話ですが、現在、すぐに辞めてしまう、首相が
増えた日本の政界で、首相の存在は、中小企業の
オーナー社長より軽い、雇われ社長程度のものであると
するなら、WBC監督のほうが重要な感じがするなあ~
というのは私だけでしょうか?

ではまた次回。

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