オバマ氏の選挙勝利をどうとらえるか。

ついに、オバマ氏が米国大統領選で勝利しました。
とりあえず、歴史的な出来事だったのは事実です・・・

この事実は非常に感動的でした。
米国に住んだことがある人ならきっと、
いや、米国を旅行したことがあれば
これまでの、米国の風景をしばらく見つめるだけで
この事実が、世界を変えるくらいの
インパクトがあったと感じます。

私が、米国にいたのは、もう、
10数年前ですが、その頃も今も
厳然と人種の壁は残っていました。

それは乗り越えることが極めて難しい
問題です。

オバマ大統領になってもすぐには
消えないでしょう。
しかし、この一歩が大事です。

なぜなら、メジャーリーグで、
最初の黒人選手のジャッキー・
ロビンソンが活躍したのと
同じような出来事だからです。
(実際には数人の有色人種プレーヤー
がいたらしい)

それまでは、メジャーとニグロリーグ
は分かれていて、ニグロリーグの
ほうがレベルが高いのじゃないかとも

言われてました。
やってみたら、本当にそうで、
6年連続で3割を打った。

その後、ハンク・アーロンが活躍
するなどの道を開いた。

そして、今では、ジャッキー・ロビンソン
デイが制定され、背番号42が永久欠番
となっている。

もちろん、そのおかげで今では
メジャーリーグはイチローを初めとして
多国籍のリーグになっている。

このような流れがいつかは世界の
政治の舞台にも来ることは間違いない
でしょう。

3年ほど前に以前暮らしていた、オハイオ
州クリーブランドに友人を訪ねました。

非常に保守的な地域で、米国でも
真面目な人が多い場所です。

当時、ある友人がブッシュ大統領は強い
米国を掲げていることに強く賛同して
いました。

今はどう思っているか聞いてみたいですが、
また別のアイリッシュの友人がベトナム人の
女性と結婚していました。

彼は同い年の25歳の私に対して言いました。
「黒人が悪い人が多いのではなくて、
白人でも、日本人でも悪い人もいれば、
いい人もいる。それはどこの国でもそうだ。」

彼は外国に行ったことはなかったですが、
外国から来た女性と一緒になりました。

多くの人種であふれている米国で米国人は外人慣れして
いて、人によっては大きな気持ちを持っている。
と思う。

だから米国人は、下手な英語でも笑ったりしない。

もっと、日本人も、外国から来た人を外人扱いする
時代は終了してもよさそうな気もする。

わけしり顔になるのではなく世の中に対して
意見が言える国になって欲しい。

またそんな制度を整えてほしい。

そんな点で、米国はリスクがある反面チャンスも
あってうらやましい国である。

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