オバマ大統領のここがなにがすごいのか・・・

オバマ大統領の議会演説が発表された。
批判は多いが個人的には的を得ていると感じる。

今後、数年のうちに、米国も変わるのだろう。

変わらざるを得ないのだろう。
このような状況になってしまったのだから・・・

ついにというか、金持ち優遇の米国社会が
終焉を迎えた。

自分が米国にいたころ、私は、オハイオ州クリーブランド
という、普通は日本人がよほどの理由がなければ
住まないようなロックフェッラー財団の発祥の地に
暮らしていた。

その地は、正直終わった鉄鋼の町であった。

そして、私が属していた会社は、主に、東欧からの移民が
多く暮らすダウンタウンにあった。

そのような地については、ニューヨークや
ロスに暮らす日本人には全く理解でない
社会構造が存在する。

そこは確かに、アメリカらしい、白人と
黒人の町ではあるが、
その下部にもっと、深い移民とその他
多くの人種の葛藤があった。

そこには、パレスチナ人、シリア人、
ロシア人、エジプト人、ユダヤ系ロシア人、
チェコ人、スロバキヤ人、ユーゴ人、
最近のイタリア人、ポーランド人
ルーマニア人などあとは忘れたが
人種がめちゃくちゃいた記憶がある。

なぜ、それほどまで多くの移民受け入れたのか?
米国は?

答えはシンプル。

人を増やしたいから。

人が増えれば国力が増す。

これを実行しただけであった。

このような社会は差別社会と、
貧富を生んだ。

しかし、移民二世には
ハングリー精神を生んだ。

グーグルやヤフーの創業者は
いずれも、ブリンや、チャンといった
姓でイギリスやドイツやアイルランド
系の名前ではない。

これもサクセスストーリーでは
あるが、それ以外の成功できない
人には下層地域に居続けなければ
いけないことが宿命付けられている。

なぜなら、もし失敗すれば
病院の支払いができない、
家のローンさえ組めない
ひどい会社しかないのだから。

私が話した、人たちはほとんどが
30~50代の人は長く勤めても
時給制で働いていた。

何の保証もなく解雇は泣き寝入り
だった。

また、20年たっても時給は下がった
と言っていた。

そして、ついに、小泉、竹中ラインの
自民党政権で、2000年代に実現した
社会がこの米国型の社会だった。

これは正しかったのだろうか?

小泉さんに騙されたというのが
殆どの国民の気持ちだろう。

そしてその国民の反応に
驚いた大マスコミは全く
理解できていないというのが
実感だろう。

しかし、今後、どうなるかは
自分たちで考えるしかない。

米国も、あてにすべきではないし。

できない。

自分を信じて、自分の中に
答えを探すべきである。

そのために、リーダーシップの
ある人の登場を願う。

必ず現れる。

日本人を導いてくれる人。

その人は日本人ではないかも
知れない。いまは・・・

50年前の
オバマ大統領が米国人なかった
ように・・・

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