インドネシア語とは・・・

先日、インドネシア語の通訳の依頼が入った。

しかしながら、自信を持って、インドネシア語の通訳を依頼できるの人は希少である。

正直、インドネシア語というものがどれくらいメジャーかは
日本人のほとんどは知らないだろう。

しかし、重要なことはインドネシアは世界第4位の2億4千万人もの
人が住む、かなり大きな国であるということである。

確かに、現在は、まだ途上国としての位置付けであるが
これだけの人が話している言語はそうそうない。

なおかつ、勉強されていない言語もないだろう。

運よく当社では、滋賀県在住の通訳者が
インドネシアで永く生活し、ほぼ何の問題も
なく、午後1時から午後6時までの通訳をこなす
ことができた。

彼の話では、鉄鋼会社という極めて馴染みの
ないアテンドにも関わらず、1つの単語だけ
出て来なかったということであった。

しかも、彼のすごいところは殆ど、
独学でインドネシア語を習得して
しまったということである。

学校などで、学ぶことをせず、
プロの通訳として希少言語を
操ることができるほど優れた
技能はない。

このような人は言語に対する
知的好奇心が旺盛。

また、決して高額ではない
報酬に対しても、不平不満を
言わず、自らの使命と感じて
気持ちよく滋賀県から東京まで
インドネシア語の通訳を
買って出る。

私自身はこの様な気持ちの
いい人がすごーく好きだし、
まだ日本にもこのような人が
いるのだなと正直驚いた。

私たちの行う、通訳や翻訳の
仕事は決して、勉強量や、事前
準備の割には、正直報酬は
低いと感じている。

時には通訳翻訳者に申し訳ないと
思う。

しかし、何が素晴らしいかというと
そのベースが知的好奇心から
育った職業だということが
素晴らしい。

今後も、損得抜きで、自分の
使命として、通訳翻訳を仕事に
する人に出会えるのが非常に
楽しみである。

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