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![]() 名前:HM 中央大学法学部法律学科卒業 大手電機メーカーにて翻訳部勤務経験6年 大手通信メーカーにて海外営業経験10年 携帯電話事業者にて国際ローミングネットワーク関連業務7年 NHKテレビ番組通訳、現在フリーランスとしてIT、電気、通信、契約書、各種マニュアルの翻訳、通訳を幅広く手がける。 |
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Q1.翻訳の仕事はどのようにして始めたのですか? もともと、大学時代から英語が好きでした。特に判例法主義を採用している英米法に興味を持ち、かなりの部数の関連書物を原書で読みました。 電気メーカーに入社し、専ら通信機器関連の翻訳をやりました。 きっかけといえば、そのころからです。 Q2.翻訳の力はどのように身につけたのですか? やはり、何といっても経験は大事だと思います。特に表現力は、ネイティブが話したり書いたりしているものを、いい表現だと感じたら、必ずメモしていました。絶対に、わからないままに適当に済ませないというのが重要です。 |
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Q3.わかりやすい翻訳にするコツとは何でしょうか? やはり、ネイティブの書いたマニュアルなどから自分の英語力では使えそうもない表現は抜き出し、最も適切な日本語の表現と対応させメモしておくことが大事です。そしてその表現を何時でも自由に使えるレベルにまで高めることができればいいでしょう。 また、日本語でも、英語でも、読んでもらって表現の正確さを確認してもらう ことも大切です。 Q4.もっとも得意とする翻訳は何ですか? 私の経歴から、IT関係全般、電気、通信、製鉄、自動車などの分野でマニュアルや、また契約書などが中心です。 Q5.そのような仕事の中で大変なところはどのようなことですか? これは通訳も、翻訳もそうですが、日本語の意図、思想がまとまって いない人の通訳や翻訳はできないということです。 |
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Q6.自宅での仕事の仕方について教えてもらえますか? 私は、通訳はもちろん現場で行いますし、翻訳もできれば、クライアント先でやることが希望です。翻訳もコミュニケーションですから、執筆者といつでも話ができ、また質問することができるような環境で仕事をしたいからです。 ある程度、時間を決めて行うことで生活のリズムが出ますし、体調管理にもいいですね。自宅では、CNNを見たり聞いたり、英語の原書を音読することで 日頃のトレーニングとしています。 Q7.今後は、どのような仕事を手がけていきたいですか? これまでもそうでしたが、できれば単発の仕事よりも一つのプロジェクトに関わっていくことが希望です。 仕事全般のコーディネーター業務、資料作り、交渉などがこれまでの経験から自信を持って行うことができます。 Q8.通訳の場合、語学の勉強で、気をつけているところは どのようなところですか? またどのようにすれば、上達しますか? 私は、個人的に大切だと感じていることは、スピーカーが言ったことを一方で聞きながら、他の言葉に置き換え、それをどのくらい頭の中に保持していられるか?だと感じています。 長時間の会議で、緊張を維持しながら、内容を正確に伝えていくことは大変ですが極めて重要なことです。 そのためには自分の専門分野についてまたは、その与えられた仕事についての知識を正しく持ち、技術などに慣れていくかが大事です。 また文章を区切って、正しく簡潔に伝えられているかも極めて大切です。 Q9.実務翻訳を目指す方へのアドバイスをお願いします。 技術屋さんになる必要はないが、自分の専門分野に興味を持つことは極めて大切です。また、日ごろから業界の動向や新技術についての情報収集も欠かせないと思います。 もちろん、クライアントさんにわからない部分は聞き、自分でも調べていくことは専門性を高めていく上では本当に大切なことです。それに加えて、正しい、信頼できるネイティブの表現を盗むということは欠かせません。 |